【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
おそるおそる聞いてみる。
するとナツくんは、呆れたように笑いながら言った。
「……するわけねぇだろ。誰が誰に告白すんだよ」
「え……だって、松下さんが……」
「松下が?」
……やだ…。違ったの……?
もしかしてこれ、完全に私の勘違いだったのかな?
だとしたらめちゃくちゃ恥ずかしい…。なにやってんだろ……。
「ご…ごめんなさい……。私、勘違いして…」
恥ずかしすぎて消えてしまいたくなる。
思わず顔を両手で押さえてうつむく。
すると、そんな私の頭上にナツくんの低い声が響いた。
「……アホ」
大きな手に、頭が抱き寄せられて。
一瞬にして私の体はナツくんの腕の中へ。
「…っ、」
「お前……ほんとアホだな…」
そのまま強い力でぎゅっと抱きしめられて、涙がじわっとあふれてきた。
胸にぐっと顔をうずめたら、ナツくんの匂いがする。
「俺はどこにも行かねぇよ。
お前のもんなんだから…」