【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
その言葉で一瞬にして、胸がいっぱいになった。
こらえきれなくなって、涙がぽろぽろこぼれ落ちてくる。
「ナツくん……っ」
あぁ私、ナツくんの腕の中にいる。
ここにまた、戻ってこれたんだ。
これは……夢じゃないよね…?
ナツくんはもう、怒ってないの……?
そうだ。私、謝らなくちゃ……。
「ご…ごめんね…っ、私…。
ナツくんのこと、いっぱい困らせて…。
言いたいこと、ちゃんと言えなくて…っごめんなさい…」
涙まじりの震えた声を振り絞る。
するとナツくんは耳元で小さく呟いた。
「いや……俺のほうがごめん……」
「…えっ?」
「お前が辛い思いしてんの、気付いてやれなかった。
なのに、泣かせたりして、ごめんな…」