【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
腕にぎゅっと力がこもる。
悪いのは私のほうなのに、こうして結局自分から謝ってくれるナツくんは、やっぱりすごく優しい。
やっぱり、大好き……。
「ううん……っ。ナツくんは悪くないよ…」
彼の背中に手を回して、強く抱きしめ返す。
愛しさが胸の奥からあふれ出してきて、もう絶対に離れたくないって強く思った。
もう周りに見られてることなんて、どうでもよくて。
ナツくんさえいれば、それでよかった。
だけどそんなふうに二人抱き合ってたら……
――ピーンポーン。
校内放送のアナウンスが流れて。
『ただいまより、体育館にて準備を行いますので、各学年文化祭実行委員は集まってください』
学祭委員の招集命令。
ってことは、ナツくんも……。
「あっ…」
「…チッ。またかよ……」