【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
なんというタイミング。
せっかく仲直りできて、話ができたところだったのに、また一緒にいられなくなってしまった。
「……どうしよ。
ナツくん、行かなくちゃだね…」
寂しいな、と思いながらもナツくんから体を離す。
だけどナツくんは数秒考え込んだあと……
「いや、もういい。行かね」
「…えっ!?」
まさかのボイコット発言。
「い、いいの…?でも……っ」
私が心配そうな顔で見つめ返すと、彼の手が私の手をぎゅっと包み込む。
そして、こちらを振り返ると、
「いいんだよ。
もうこれ以上お前と離れたくない」
「…っ」
恥ずかしげもなくそう言われて、再び胸の奥がじわっと熱くなった。
「ナツくん…」