【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
「おおっ、みんなサンキュー!って、どれか一つとか選べねぇな。
じゃあみんな貸して」
「「キャーッ!♡」」
「ってウソウソ!それは無理だわ。
気持ちだけもらっとくね」
春輝くんは戸惑いながらもうまく冗談で切り返す。
だけど夏希くんは…
「俺はいらね、ハルにやって」
やっぱりそれを全部スパッと断ってしまうのだった。
それを見て隣にいた花鈴がつぶやく。
「わーん!私も夏希にタオル貸したいけど…やっぱ無理かぁ。
ハルも囲まれちゃってるし〜」
珍しく一歩出遅れた彼女は、可愛らしいピンクのタオルを握りしめ、悔しそうに二人の方を見つめていた。
確かに、夏希くんはあの感じじゃ誰からのも受け取らなそうだなぁ…。
でも春輝くんはどうだろう。
さっきのシュート、まるで花鈴の声援を受けて決めたみたいに見えたけど…