【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
ナツくんの大きな手が、私の頭にポンと乗る。
「別にワガママでもウザいことでも、何でも言えよ。
彼女なんだから」
……どきん。
「隠し事ナシって前言っただろ」
その言葉にじわっと目頭が熱くなる。
“彼女なんだから”
そうだ。私、彼女なんだよね……。
それに前合コンに内緒で行った時もナツくんに怒られたんだ。
なんで言わねぇのって。
それなのに……
「うん……。ごめんね……っ」
「俺のことはいくらでも困らせてくれていいから。
そんなんで嫌いになんねぇから」
「……うんっ…」
そう言われてまた泣きそうになる。
私、余計な心配ばっかりしてたんだなぁ……。
ナツくんが私の頭を抱き寄せる。
そんな彼の胸に甘えるようにして、身を委ねた。
「……ありがとう…」
もっと私、甘えていいんだ…。