【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
「それに…俺の方こそ星野に嫉妬して、八つ当たりしてごめん」
「…えっ」
「昨日のは、星野と仲良くしてたお前にイラついただけだから」
「……うそっ」
え……?
ナツくんが、星野くんに、嫉妬……?
ナツくんでも嫉妬したりするの…?
実は彼も逆に嫉妬してたとは思わなくて、驚いて顔を上げる。
するとナツくんは少し言いづらそうに呟いた。
「俺の前では元気ねぇのに、あいつの前では笑ってんの見たら、すげぇムカついたんだよ。
あいつに相談してるのも腹立ったし」
「…えぇっ!?」
そ、相談…?
何を見てそう思ったのかな?
もしかして……
「ち…、違うよあれは!
私、星野くんに相談してたわけじゃなくて、私がナツくんのことでヤキモチ妬いて落ち込んでたら、それにたまたま気づかれちゃって…」
「え?」
「時々元気出せって励ましてくれてただけだよ。
別に星野くんを頼ったりとかはしてない…」
「ふーん。それもなんかムカつくけどな」
「え…」
「まぁいいや」
……なんか色々誤解があったみたい。お互いに。
やっぱり話さなくちゃダメだなぁ…。
「ちなみに、松下とは何もねぇからな」
「えっ…」