【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!

そう言われたとたん、涙が頬をつたってこぼれ落ちた。



胸がいっぱいで…。


どうしようもない。



ナツくんのまっすぐな気持ちが、私の不安をすべて消し去ってくれる。



「…っ、ナツくん……っ」



あまりにも嬉しくて、私がぽろぽろと泣き出したら、ナツくんはそんな私の唇にそっと、優しいキスを落とした。



重なった唇から、愛しさがこみ上げてくる。



また、思いが繋がって、ひとつになった…。



唇が離れると、ナツくんは額と額をくっつけるようにして、私の目をじっと見つめながらつぶやいた。



「好きだよ、鈴菜…」



私も嗚咽をこらえながら、声にならない声で答える。



「…たしも…っ、ナツくんが…好き…っ」



そのまま目の前の愛しい人を、思いきり抱きしめた。



「大好き……っ」



もう絶対、離したくない。離れない…。



こんなに好きだって思える人、他にいないの。



私にだって、ナツくんしか見えてないよ…。



ずっとずっと、あなただけ見てるから。



これからもずっと、私のそばにいて……。


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