【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
その声に少しドキッとする。
久しぶりに話しかけてきたのは、なんとあの篠田さん。
学祭以来なぜかあまり嫌味を言われなくなったけれど、やっぱり彼女は今でも少し苦手だった。
「う、うん」
「へぇー、ラブラブなんだ?
なんかやっと学祭終わってホッとしたって顔してるね。
でもあんま調子乗んないほうがいいよー」
篠田さんは相変わらず、私のことが気に食わないみたい。
だけど、こういうことを言われてもなぜか、前よりも傷つかなくなっていた。
少しは自分に自信がついたのかな…?
鵜呑みにして、不安になったりすることもない。
だってもう、ナツくんのことを信じるって決めたから。
「まあどうせ今だけでしょ。
別れるのも時間の問題だと思うけどね~」
私が何も答えなかったらさらに嫌味を言ってくる篠田さん。
それを聞いたらやっぱり、この人は変わらないのかな…なんて思ったけど、気にしたら負けだから、聞き流すことにした。
相手にしちゃ、ダメなんだ…。