【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
ウソ…。今のもしかして……見てたの?
「き…聞いてたの…?」
おそるおそるたずねると、コクリと頷くナツくん。
「うん」
「うそっ…!!」
その瞬間、顔から火が出そうなほど恥ずかしくなった。
だって…今私が言ったセリフ、ナツくんに聞かれてたなんて……。
あんなめちゃくちゃ恥ずかしいことを、私本人の前で…。
「やだっ……、どうしよう…」
私が口元を手で押さえて下を向くと、ナツくんはそんな私の頭にポンと手を乗せる。
「…ふっ、やるじゃん」
だけどもう恥ずかしすぎて顔を上げられなかった。
ナツくんの、顔見れない…。
「つーか、そんなに自信あるんだ?」
「えっ?」
「俺のこと好きだって」
さらに彼は、少しからかうようにそんなことを聞いてきて、頭が沸騰しそうになる。
ナツくんは今のやり取り、全部見てたみたい…。
「え…あっ……、いや、今のは……っ」
もう穴があったら入りたいくらいに恥ずかしいよ。
ホントに私、こんなのばっかり……
なんて、思わず顔を隠すように手で覆ったら、そのまま頭を片手で抱き寄せられた。
えっ……。
「でもお前のそういう必死なとこ、すげぇ好き」