【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
どきん…。
ナツくんの低くて優しい声が、耳に響いてくる。
「俺だって、自信あるから。
お前のことは、俺が一番思ってるって」
静かにそう言われて、胸がじわっと熱くなった。
「ナツくん……」
ナツくんも同じ気持ちでいてくれてるんだ…。
そう思うと、私は強くなれる。
「だからもう絶対…離さねぇよ」
そのままぎゅっと腕に閉じ込められて、ナツくんの匂いに包まれる。
「…うん。私も……」
離れないよ。絶対に……。
心の中で唱えながら、彼のシャツにぎゅっとしがみついた。
幸せだなぁ……。
だけどその時うしろから……
「ちょっとー、そこのお二人さん。
ここは学校ですよー」