【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
「なによーう!もしかして夏希は鈴菜がお気に入りなわけ?」
…えぇっ!?
「いやいや、そんなわけないって…!」
あるわけないよ!たまたまだよ!
「でもさぁ、今よく間違えなかったよね」
「えっ…?」
「ほら、夏希今迷わず鈴菜に声かけたじゃん。
私と一緒にいたのに」
あっ…
そう言われてはっとした。
たしかに…
昨日もそうだったけど、やっぱり夏希くんは私が分かるんだ。
私と花鈴の違いが。
本当に見分けられるんだ…。
そう思ったらやっぱりなんだか嬉しかった。
ピンを私に借りてくれたことも。
花鈴に申し訳ない気持ちもあったけれど、いつも私が羨む側なのに、花鈴に羨ましがられたことがとても不思議な感じだった。