大切な人の約束
「俺もね、中3ころに いとこだった彼女を亡くしてるんだ。 俺もそのとき 本気でこいつしか俺には…って思ってた。 高校にあがったときに、すっごい直球で告白してくれたしてくる子がいたの。 呆れるくらい真っ直ぐで、
俺の話を聞いても
”私がその子の代わりになるっ!”
って言ってきて。 ほら、高畑さんと似てるでしょ? 代わりなんて無理だよって言ったらね?
”じゃあ、代わりじゃなくなるまで待つ!ずっと、待ってる!光輝君が私を見てくれるまで待ってる!”
って、それで俺は折れたよ。 でも、本当に大切な子になったよ。 今でも亡くなった彼女を忘れてはいないし、これからも忘れない。 でも、俺は今の彼女が大好きだよ。 そうゆうものだと思うんだ。 だから、華弥ちゃんもけじめをつけてみたら?」

「けじめ…ですか? あ、の…けじめって手紙とかでもいいのでしょうか?」

「けじめと思う形は高畑さんの自由だよ。」

「隆夜君のお墓はご存知ですか? 良かったら、連れていって欲しいです。」
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