大切な人の約束
だから、この子は強いと思った。
隆夜から聞いた話だと、もっと弱いかと思っていたんだが……
「もちろん、大丈夫だよ。 むしろ嬉しいだろうね。
でも、大丈夫なの?」
いや、それは俺の方だろ。
「はい。もともと私は気が弱いのですが、隆夜君のことだと 自分も不思議なくらい 元気が出るんです。
それと、手紙を書いたんです。 それを渡したくて。」
「そっか、それが高畑さんのけじめってことだね。」
「はいっ。 あっ、もし良ければ読んでもらえませんか? 手紙など、慣れていなくて…。」
「俺で良ければ。」
隆夜から聞いた話だと、もっと弱いかと思っていたんだが……
「もちろん、大丈夫だよ。 むしろ嬉しいだろうね。
でも、大丈夫なの?」
いや、それは俺の方だろ。
「はい。もともと私は気が弱いのですが、隆夜君のことだと 自分も不思議なくらい 元気が出るんです。
それと、手紙を書いたんです。 それを渡したくて。」
「そっか、それが高畑さんのけじめってことだね。」
「はいっ。 あっ、もし良ければ読んでもらえませんか? 手紙など、慣れていなくて…。」
「俺で良ければ。」