出会いはカフェで


真紀



そう話しかけたドアが開かれた
拓海はゲストルームへ入っていき
ドアは閉められた



一瞬、ドクン、と胸がなった
大丈夫だと思っていても
二人っきりになる所を見るの初めて

二人に何かがある、なんて思わない
けど、それでも落ち着かない


誠さんは別の意味で落ち着いていない
何度もゲストルームのドアを見てしまう


ウトウトし始めた華
華を誠さんから受け取り
私は華と寝室へ向かった


華は小さいながら空気を読む子だ
スヤスヤ寝てくれて助かる


華をベットに寝かせ
リビングへ戻ると、拓海がソファに座っていた

誠さんと話していたが
わたしがリビングに行った時には
話が終わっていたようだ


どうなるのかと、ハラハラしていたら
ゲストルームから真紀さんが出てきた
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