出会いはカフェで



「久しぶりに一緒に入ろう」



立ち上がり、私の腕を掴む
向かった先は脱衣所


『え?あ?な、なんで!』



まさか一緒に入るとか?
まさか…無理無理無理


「ぬがすよー」


気楽な声が聞こえたと思ったら
目の前が真っ暗になった


着ていたカットソーを脱がされ
履いていたショートパンツも脱がされ
あっという間に下着姿



『嫌だよ、無理だって、』


身を隠すように
近くにあったバスタオルで前を隠す



「俺、今すげー、幸せ」



嬉しそうに服を脱いでいる拓海
何が幸せなんだよ、
無理やり一緒に入ろうってのがしあわせなのかと、呆れてしまう

けど、拓海が発した言葉に
私は何も言えなくなった



「だって、佳奈がヤキモチ焼いてくれたんだから。俺、佳奈に愛されてるんたって、改めて実感した」
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