出会いはカフェで
ヤキモチ??
私が??誰に?
頭が追いついていかない私に
拓海は私を抱き寄せる
「俺と真紀が二人っきりで話してたこと、嫌だったでしょ?だから泣きそうな顔してるんだろ?」
あっ…、
そうか、アレはそういうことだったんだ
あの時、ドクンといった大きな鼓動
何度も見てしまった二人がいるゲストルームの扉
私は…ヤキモチをやいていたのか
そうわかれば、納得した
『…ごめん。け、けど、真紀さんが嫌とかじゃないんだよ』
真紀さんは大好き
好きすぎて、一緒に住みたいくらいだ
「うん、わかってるよ。今日みたいなことがないようにする。…っていうか、誠さん達にも、こういう事がないように言っておかないとダメだね」
うん、そうだ
真紀さんを不安にするなんて、
誠さんにキツく言ってやりたい
そう思っていたら
パチン、と外され緩む胸元