私がアイツに恋する時。
かこのこと。
「どーしたの!?急に明るくなったね。」
昼休みになっていつものグループてお喋り。
ちょっと気を遣うのやめてみたからかな?
みんなとの会話がいつもより楽しく感じる。
「どうしてかな?気分が晴れたから?」
「だよねっ!私も聞いてたけどあれはヒドいよ!」
早希が机をドンと叩く。
「ほんとに!まさか雄介君があんな奴だとはねー。」
「逆に中林くんの株はあがったねっ。」
そうかな?
ほんとは私なんか助けたくなかったんじゃないかな。
だって自分傷つくの嫌がる奴だし…。
それに倒れてる人ほっといて彼女との待ち合わせに行くって言うようなような奴だよ?
「ごめん。トイレ。」
気が付いたら私、教室から飛び出してた。
そんな奴じゃないんじゃないかって信じたい気持ちと変な期待でまた自分が裏切られるんじゃないかっていう気持ち。
それが頭の中でごちゃごちゃしたから。
……でもさ、廊下にでると絶対会うんだよね。
………あれ?1人じゃない?
あ、えっと…琴奈さんだっけ?
べったり中林にくっついて腕組んでる。
まぁ…このまま私に興味なくなってくれれば………
いいんだけどな。