私がアイツに恋する時。


私は体調が悪くなって保健室で寝ようとしていた。


「先生、ちょっと職員室に行ってくるから寝ててね。」



そう言って先生が部屋を出た直後。

急に隣を仕切るカーテンが開いた。



「ねぇ。きみはどうして寝てるの?」



それが友哉だった。


「え……ちょっと気分がわるいんだ。」

「へぇ。けびょう?」

「そ……そんなわけないよ。」

「僕はね。けびょう。」



ニヤニヤしながらそういう。



「ウソはだめだよ!」

「だって体育きらいなんだもん。」


初めは正直面倒くさかった。

だってほんとに体調が悪かったんだもん。

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