私がアイツに恋する時。
………結局何も方法は思い浮かばず土曜日に。
まぁ最悪秋穂にお願いしようかな。
そんなことを考えながら秋穂との待ち合わせ30分前に家を出てクリーニングへ。
「すみません。これお願いします。」
「はいはーい。お預かりしますね。」
お金は後でだし……一瞬で終わっちゃった。
30分も早くなくてよかったかな?
…暇だ。
また何か方法でも探すか。
「じゃあお願いします。」
店を出る。
「あのー。お客さん?」
「え…あ、はい。」
「ポケットの中に紙入ってましたけど…?」
紙?
私…ポケットにはケータイ以外何もいれないんだけど………。
「はぁ。どうも。」
「これからはちゃんと確認してくださいね。」
注意を受け、紙を受け取り秋穂との待ち合わせ場所に向かって歩き出した。
四つ折りにされた紙。
透けて数字が書かれているのが見える。
数字?
私はその紙を開いた。
そこに書かれていたのは11個の数字が横に並べられてあった。
あれ…?
これ……どこかで見たような………。