私がアイツに恋する時。
「材料は家にあると思うから…袋とか買いに行くのついてきてくれる?」
「喜んでついていきます。」
アイツが好きそうな色とかを秋穂に選んでもらっていくつか袋とカップを買った。
思ってたより時間かかっちゃったけどお昼ご飯くらいまでにはやりたいこと全部終わっちゃった。
「いいの作れるといいね。絶対喜ぶよ。」
秋穂が言うんだったらまちがいない。
一安心。
お菓子つくるのなんていつぶりだろ。
店を出て歩きながら思う。
……半年ちょっとぶり。
友哉に作ったのが最後……か。
あの日を思い出すのが怖くて作れなかった。
それに作りたいって思うような人……友哉以外にいなかったし。
そういえば……友哉には、いろんなもの作ったな。
特にチョコケーキ。
友哉の大好物。