私がアイツに恋する時。
そうなの?友哉。
やっぱり……私が来たら…迷惑?
嫌い?
恨んでる?
私は誰からも邪魔な存在でしかないの?
そんな訳ない。
そう言ってよ……。
涙が溢れ出る。
「私が悪いの?あんたを追い返して。」
「いいえ。違います。」
そういうしかないじゃない。
「わかってるんでしょ?だったら…「そんなことねーよ。」」
誰?
「誰よ。」
この声って……。
ゆっくり頭を上げる。
「中林…。」
制服姿でポケットに手を突っ込んで堂々と立つ中林。
どうしてここが?
「と……友哉!? 」
びっくりして頭を抱えるお母さん。
そりゃそうだよね。
こんなに似ていたらそう思うよね。
私だって間違えた。
「俺は中林僚太。友哉じゃない。」
「……じゃあ何?なんか用?」
少し冷静になってからお母さんは私の方を睨んだ。
「あんた…、もう別の男見つけたわけ?それも友哉にそっくりな。何?今度はこの子を殺す気?」