私がアイツに恋する時。
私を睨みつける。
……どうして今、ここに来るの?
いつだってタイミング悪く現れる。
そしてまた一つ私を苦しめるんだ。
今だって……。
「…行くぞ。」
ちょ…ちょっと!
私の手を掴み、出口に走り出した。
「離してよっ!」
力いっぱい腕を引っ張る。
「離してっ!」
やっとの思いでその腕を振り払う。
「どうしてここにいるの?もう私には関わらないでって言ったでしょ?
私には…やらなきゃいけないことがあるの。帰って!!!」
戻ろうとする私の手を掴まれる。
「ヤダ。お前も一緒に帰るんだよ。」
どうしてわかってくれないの?