私がアイツに恋する時。



もうこのままじゃ友哉に会えなくなっちゃう気がする。


それに悪いのは私。

悪いことしたら謝るのが当たり前でしょ?



「謝らなきゃ……ちゃんと許してもらえるまで。」

「今なに言っても許してもらえるわけないだろ?」


「それでも構わない。だって友哉を殺したのは私なんだからっ!」




どうしてそんなに私に構うの?

ほっといてよ……。



「俺はそんな話信じない。」

「信じたくなかったら信じなければいいじゃない。でもそれが真実。」



それ以上返す言葉がなくなったのか、中林が黙り込んだ。


何も言わず私はお墓の前に戻ろうと中林に背を向けた。




「……俺は全部知ってるよ。」



まだ何かあるの?


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