私がアイツに恋する時。
それから数日が過ぎ、秋穂以外にも仲のいい友達ができた。
私、秋穂、恵(めぐみ)、晴香(はるか)、早希(さき)の5人でグループをつくってね。
まぁ自分からつくったわけじゃくて秋穂とだけど。
そんなある日。
ちょっとした話から私の家にみんなが遊びに来ることになった。
そうなったら家の中を片づけないと今私の部屋は大変なことになってる。
服は出しっぱなしだし。
「じゃあちょっと先帰って準備するね。」
4人とは駅で待ち合わせする事にして先に帰る。
とにかくいそがなきゃって思って階段を駆け下りた。
そして校舎を出た時、
「きゃっ。」
下を向いて走ってたせいで前にいた人のこと見えてなくてぶつかってしまった。
反動で私はしりもちをつく。
「ご……ごめんなさい。」
「ったく………ほら。」
私の目の前に大きな手が出てきた。
誰?
「しっかり前向いてねぇからだよ。」
この声は………。