私がアイツに恋する時。


にやっと笑ってくる中林。

慌ててすぐに本に目線を戻した。



それだけで終わればよかったんだけど……。



嫌なことはまだ続いた。



隣に座って来たんだ。


さっきまで嬉しかった空席を恨む。



ただ私は気にしないで本に集中する。

そんなことしてたからかな……?



右のイヤホンが取れた。


いや……外された。



あいつに。

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