私がアイツに恋する時。


「どうしたの?顔真っ赤だよ?」



秋穂が心配そうに聞く。



「し………知らないっ!!!」


自分の席に戻り顔を伏せた。



『大丈夫。賀菜より軽いから。』

 

…ばかぁ。

言っていいことか悪いかもわからないの?

どういうつもりで……。

そういえば頭も触られた………。


あーー!!!



「また……中林になんかされた?」


雄介君………。

頭を伏せたまま首を横にふる。

このことにはもうふれないで……。



「本当?体調悪いんなら保健室いく?」

「いい。」


本当にありがたいんたけど出来たら今は1人でいさせて欲しい。



それから悟ってくれたのか誰も何も話しかけてこなかった。

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