私がアイツに恋する時。
「よっ。また会ったな。」
「またって……雄介君がわざわざ合わせてくれてるんでしょ?」
あの日をきっかけに私と雄介君は急に仲良くなった。
っと言っても向こうから全部話しかけてくれてるだけなんだけどね。
でも……中林みたいに強引じゃないし…友哉といるみたいです楽しかった。
今日も朝から一緒に登校。
電車の中でいろんな話をする。
「最近、雄介君と仲良いね。どうなの?賀菜の気持ちは。」
……どうって言われても…。
「別に好きとかそういうのじゃ……。」
ただ友哉と話してるみたいで気が楽。
そんな気持ち。
「じゃあ雄介君の気持ちは?」
そんなの…知らない。
「何?僕の名前が聞こえたんだけど。」
「ゆ……雄介君。」