私がアイツに恋する時。
「それ。俺が買ってやるよ。」
笑顔で近づいてくる。
「いらない。」
どうしてここまでよく会うの?
「ねぇ。私のことつけてるの?」
「は?何のこと?」
「いくらなんでもこんなに会うなんておかしいよね?プレイボーイじゃなくてただよストーカーだよ?」
もうこいつに話しかけられるの限界。
「……俺。言わなかったっけ?買い物あるって。」
「それは私とデートしたいための口実でしょ?」
「あのさ。被害妄想もいい加減にしてくれないか?」
被害妄想?
何言ってんの?
「俺だって買い物するし。」
これ……ほんとだった?
だったら言いすぎだかも。
「ご……ごめん。」
「自分ばっか被害者だと思うなよ。
俺がストーカーしてる?なんだよそれ。
元カレが死んで悲しんでるのはわかるけどそれを知らねーやつにあーだこーだ言われたってしらねーよ。
バカじゃねーの?お前。」
な……何よ。
ちょっと勘違いしただけじゃない!
そんなに怒ること……?
「何?無視?自分の都合のいいことしか言わねーんだな。この卑怯者。
わかったよ。お前の望み通り好きになんの止めてやるよ。俺はただの遊びだからな。すぐ止めれるよ。雄介でも誰でも好きになれば?」
……どうして……そんなにキレてるの?
「どうしてそんなに怒ってるの?意味分かんない。」
思わず声が大きくなる。
「うるせぇ。店の迷惑だ。」
な…なにそれ…。
言いだしたのそっちだよ!