私がアイツに恋する時。



席についてジュースを頼んだ。



「ねぇ。最近さらに元気ないよね?特に昨日とか。」

「そ…そう?」

「そうだよ。みんなとも言ってるんだよ?賀菜、何かあったのかなーって。」



やっぱり……気づかれてた?



「み…みんなは雄介君のこと好きでしょ?って言うんだけど。
私、そんなつもりないし。

確かに雄介君と遊ぼって言われたらうれしいし……。

だけどそれが好きだからだって確信が持てなくて……。」



友哉じゃないからかもしれないけど。

雄介君の笑顔見たとき、優しい言葉をかけられたときにドキってするのは本当。


でも……なんだか好きだからじゃないきがする。




それに……多分元気がないのはこのことじゃなくて別の理由。


そう。


あいつとのこと。



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