上司がキス魔で困ります
既読はつかなかったがそのうち見てくれるだろう。
こうしてはいられない。
ランチの準備をしなければ!
いつも使っているエコバッグを持って、マンションを出てスーパーへと向かう。
と言っても、そんなに凝ったものは作れないので、ちょっといつもより豪華ってだけのメニューだけど。
目当てのものを買って、マンションに戻る。
それから食材を冷蔵庫になおして何気なく携帯を見ると、
【着いた。】
と、課長から一言返事が。
「……ええっ!?」
【着いたってどこに?】
【改札】
は、早すぎる……!
だってまだ十時だよ!?