ほんの少しの言葉が、
「だって、今まで…」
ずっと笑わなかった。
私の顔、見てくれなかった。
冷たい態度、言葉、キス。
思ってた事全部言った、
すると彰は、
「そりゃ、俺だって照れるし…
お前がつまんなそうだったら悲しいし
す、す好きだから緊張するし…」
「もぅいいよっ彰っ大好き―!!!」
無理さしてごめんね。
私は、ただ、ただほんのちょっとの。
ほんの少しの言葉が欲しかっただけ。
言葉も大事だけど、態度も大事。
態度も大事だけど、言葉も大事。
お互いの気持ちが同じじゃないと
冷たくなるキス。
彰のせいにしてごめんね。
「また、家に来ていいんだよね??」
「…うぜー。」
「わかったっ来るね。」
彰は突然クルッと私を見て
「…よく、わかってんじゃん、俺の事。」
ってニカッて笑った。
「今までごめんね、わかってなかった彰の気持ち…全然。」