ほんの少しの言葉が、



「…えへっ邪魔しに来ちゃった!」


心では泣いてる私…
だけど表には絶対見せない。

彰に、嫌われたくないから…。




「彰コーヒーいる??入れよっか??」


「ん、ありがと。」




おっ珍しくありがとって言った!
いっつも「ん。」…だもん!


ちょっとドキドキしながらコーヒーを入れる。






チラッと彰を見ると…テレビ見てる。
しかも無表情…ちょっとは笑いなよ。



「はいっ」

コーヒーを持っていくと彰はテレビから目を離さずに、「そこ、置いといて。」



…ねぇ、こっち見てよ。
私は…ここにいるんだよ??



そんな事思うだけ無駄だと知ってる。
だけどやっぱり…思っちゃうんだ…
乙女心って、複雑だね。




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