私とキミ、一生に一度の忘れられない、初恋物語
「せな、頼むよ。泣かないで。俺はせなの笑顔が好きだから」
困ったように優しく笑うタカくん

「う、ん」

「せな、ごめん。それと、ありがとう」
太陽のような笑顔をしたタカくん

だから、私も・・・
「こちらこそ」

最後はニーと笑った。
タカくんが好きだと言ってくれた笑顔で


「先、戻ってていいよ」

あぁ傷つけちゃったんだな。
ごめんね。タカくん
ありがとう。タカくん

「バイバイ、タカくん」

たくさんの思いをつめて
屋上を後にした。


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