私とキミ、一生に一度の忘れられない、初恋物語
ガシャン
「ふざけんなよ!ももは。お前のせいでせなも、暁翔も、どれだけ傷ついてるとおもってるんだよ!?」
フェンスを思いっきり叩いて怒りを露わにした貴斗
こんな、貴斗初めて見た。
そうだよ。
大事な親友も、
大切な好きな人も、
私のせいで傷つけられてるんだから。
でも、それでも
「そうまでしてでも、せなちゃんからなにかとりたかったんだよ。あの頃の私も、今の私も、最低なんだよ」
「っ最低だと思うなら、別れろよ。2人を応援しろよ」
貴斗がそう言った時
キィー
屋上が開いて、入ってきたのは
「暁翔」