いちご飴。
特になにか話すわけでもない


そりゃ少しは話すけど


無言になることもある


そんな時は夜の風の音とか


うるさい八百屋さんのラジオがない静かな商店街を


それはそれで楽しみながら歩いていた


そして私の家の前まで送り届けた本屋さんは


いつもなにも言わず私に1つ飴をくれる


味はいつもばらばらだけど
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