いちご飴。
するとおばあちゃんはニコッと笑って


「小夏ちゃんは本が大好きでね。


定期的にここに来ては私とお話ししてくれるのよ。


本も毎日買いたいらしいんだけど


まだ学生さんだからお金がないってガッカリしてたわ。」


そう話すおばあちゃんはなんだか嬉しそうだった


その話をきいて僕は昔の自分を思い出し


あの子の名前を忘れられずにいた
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