いちご飴。
正直会いたかった


次会ったら声をかけられる自信はないけど


どうしても気になって仕方なかった


大学の講義がない日は絶対バイトに入ろう


そう決めてたけどなかなかそんな日はなくって


講義きってやろうかと思ったけどそんなことはしたくない


って意地張ってたらあっという間に半年が過ぎて


やっと講義のない日ができたからバイトに入った


ワクワクして


なんだか居ても立っても居られなかった


その日は大好きな本を読むわけでもなく


探すわけでもなく


ずーっと本の整理をしたふりをしながら外をのぞいていた
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