いぬorひと
3、散歩にはご用心~のらの嫉妬
「起きろ、ノラ。」
私は隣で寝ていたのらを揺すり起こす。
「・・・・・んぐー」
しかしうなっただけで再び眠ってしまった。
私はこのままゆすっても起きないことを悟った私は
妹の部屋へ行き
いつも早起きなみかんを連れてきた。
「みかん悪いな・・・。」
にゃーー
よしよし今日も賢くていい子だ。
のら
そういえば昨日は人がたのまま
寝ていたような・・・・・
そこまで考えてまずいと思った。
「まてみかん。」
がみかんは既に私がしてもらいたい事を読み取っていたらしく
ノラが寝ているベットに飛び乗り
なーーーーーー
ガリ
「っ、ってぇーーーーーー!!」
みかんは迷わずノラの顔を引っ掻いた。
ノラの寝起きとは思えない叫び声が私の部屋に響いた。