いぬorひと







「ノラ、やめろ」






私の怒声が路上に響く。







しかしノラは頭血が昇っているのか聞く耳を持たない。







「、如月、この犬知り合いか?」




「、っはい」








私があの時ノラのリードを手放さなければ・・・・







いや、後悔はあとだ。








私はちらりとのらについているリードを見て、






つかもうと手を伸ばした










が、










ガウ









きゃん!









リードが私の手をすり抜けた。









ぴょん吉が逃げ出し、






ノラがぴょん吉を追いかけた。








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