僕 ✕ 私
碧海Side______

あぁ、愛おしい。笑

というか可愛い!!!

一つ年上の彼氏、鹿山 慧くん。

しっかりしてて頼れるしそこそこのイケメンで一目惚れ。

おしとやかで清楚ってイメージを貫き通してる私は、あまりガツガツ行けなかったけど…、

たまに待ち伏せしてわざとぶつかったり

その後何度か偶然を装って会ったりしたら、

少しずつ話すようになって

慧くんが告白してくれた。


碧海「うーっ、かぁーっ!!」

慧「どうした碧海?」

碧海「えっ?あっ、んーん!!汗」


あぶないあぶない。

あまりにも慧くんがかわいくて…。


…どうしてるかな、深瀬先輩と美雨先輩。

額を触る限りでは38°以上あった気がする…。

うーん…心配だ。


慧「二人のことが心配か?」

碧海「…うん。美雨先輩ひどい熱だったから…」

慧「…行く?」

碧海「え?」

慧「涼に会いに行くか?」


慧くんが笑った。

だけど目が笑ってない。

どうしたの慧くん…!


碧海「美雨先輩は心配だけど…慧くんと話してると気が紛れるからここにいる♪」


私がそう言うと、ほっとしたように安堵の表情を浮かべた。

碧海(不安になってたんだ…きっと3年前のこと    思い出して…)
< 4 / 9 >

この作品をシェア

pagetop