僕 ✕ 私

3年前、慧くんは当時付き合ってた彼女さんに、

『毎日毎日好きだ好きだって気持ち悪い』

と突き放されて振られたらしい。

その後その彼女さんは慧くんのことをみんなに言いふらして…。

慧くん、新しい友達には隠してるけど実はその事件があってから学校にいるのが嫌になって一時期不登校になってたって聞いたことがある。

でもそれじゃ嫌だから、この一中に転校してきた____って。

だけどその彼女さん、慧くんが転校してからは連絡先も変更して家も引っ越して。

慧くんとは音信不通らしい…。

切ないよね…だから私が癒やしてあげなきゃ。


碧海「慧くん？」

慧「ん？」

碧海「私、慧くんのことだけ見てるから。
　　　　慧くんしか好きにならないから。
　　　　てかなれないからっ！笑
　　　　だから大丈夫だよ。慧くんを一人には
　　　　させないから。絶対に。」

慧「あお…い…ｳｯ…」


慧くんは照れくさそうに笑いながら目をこすっていた。

慧くん、慧くんを一人になんてさせないよ。
絶対に私が守り切る。死ぬまで一緒だよ。
…そこまで言ったら怖がられるかな？笑