俺が魔法使いになるまでの日々
一週間というのは、本当に短いものだ。
食事をし、寝る、ただそれを繰り返して
いるだけであっという間に時間が
過ぎてしまう。
そう、今日は入学初日。
俺の輝かしい人生へと向かうために
今日は髪のセットに三時間もかけたのだ
胸を張り、堂々とした態度で門をくぐり
クラス分けの表を探した。
だが、それらしきものは見当たらない…
しばらく高校の敷地内を走っていると、
ひとつの行列があり、その先に
ボックスのような物が置いてあった。
どうやら並んでいたのは俺と同じ一年生
らしく、俺もとりあえず
そこに並ぶ事にした。