俺が魔法使いになるまでの日々


とうとう俺は最前列となった。


どうやら、このボックスに触れて
魔力を込めるとそれを元に
クラス分けがされる仕組みらしい。


このとき、おれはふと思った。


“え…魔力…??おれの魔力って
ちゃんと反映されるのか…?!
かなり弱いはずだけど。”


そう思いながらも、俺は精一杯の
魔力をこのボックスへと注ぎ込んだ。


元々、魔力が少ないくせに無理に
魔力を込めようとしたせいなのか
そのときは貧血寸前だった。

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