俺が魔法使いになるまでの日々
クラス分けはその場で行われた。
俺はひよこ組となった。
もちろん最も下位のクラスだ。
予想はしていたものの
いざとなると結構ショックを受ける…
“戻っておいで~僕の称号たち…
一生を共にしようよ(汗)”
そうだ、俺に高校デビューなんてもの
不可能だったんだ。どうせこの学校の
ゴミ溜めとして3年間過ごすのだろう。
そう思いながらも、ひよこ組の
教室へ向かいながら深く溜息をついた。
教室の前に着くと、一度深呼吸をして
心の準備をした…
“俺はこの学校のゴミ溜…
また陰キャラとして過ごす…
どうせ皆同じような人の集まりなんだし
それなりに楽しく過ごせるだろう…”
覚悟を決め、教室のドアをそっと
開けるとそこには思いもせぬ
光景があった……