俺様同居人とヒミツの関係!?
 
「俺くらいになると、そんなちっせー弁当五分で作れる。

それとも何か?

誰が作ったかも、何が入ってるかも分かんねー怪しい弁当食う方が良いって言うのかよ」

「い、いえ! 滅相もございません!」


両手をブンブンと振ろうとしてやめた。そうだ、弁当があるんだ。

私の手には、師匠が作ってくれたお弁当。


「ふふ、あたたかーいっ」


お弁当なんて久しぶりで、嬉しくて、思わずぎゅっと握った。


「師匠……やっぱりあなたは私の師匠ねっ」

 
< 105 / 560 >

この作品をシェア

pagetop