俺様同居人とヒミツの関係!?
私のわけの分からない言動にも、ため息ひとつで聞き流してくれた師匠。
私の頭に手を置いて「よく聞けよ」と前置きをした。
「お前のご両親からお前のことを任されてんだ。
料理にしろ、掃除にしろ、洗濯にしろ……だから、いくらお前が平気って言っても、さっきみたいなのは俺の寿命が縮む。
もっと危機感を覚えろ」
「へ……?」
あれ、もしかして……心配してくれてる?
「昨日俺を迎え入れた時だってそうだ。帽子を深く被っている奴を、特に事情も聞きもしないで家に入れるなんて……警戒心が足りねーんだよ。次からは気を付けろ。
分かったか、バカ弟子」
「は、はひ……」