俺様同居人とヒミツの関係!?
「……」
気のせいかもしれないけど、青山が嬉しそうだ。
俺に教科書を貸してくれたから、東条に教科書をみせるため机をひっつけている。教科書を覗き込むタイミングが合えば、二人の距離はかなり近づいていた。
その時、青山は特に嬉しそうな顔をする。
「(は~ん、なるほどね)」
こんなけ分かりやすい奴、初めて会ったな。よく皆気づかないもんだ……と周りを見ると、クラスの奴のほとんどが東条と青山のツーショットを目に収めていた。