俺様同居人とヒミツの関係!?
泥棒のように部屋を荒らしまくるけど、どうにもこうにもそういった救済メモは残されていない。大きな金庫はあるけど、その開け方も知らなければ鍵も知らない。
「ちょ、早くも、ヤバイ……?」
窮地に立たされた――そう思った、その時。
ピンポーン
「宅配便? はーい」
家の中から液晶パネルを覗き込み、怪しいかそうでないかを確かめる。
うん、帽子を目深にかぶっているけど、若そうな感じ。変な人じゃないでしょ!