俺様同居人とヒミツの関係!?
 
渋い顔をしている才賀。「話だけでも聞いてあげたら?」と言うと、「聞くだけだからな」と才賀は前置きした。

その言葉に、はじけんばかりの笑顔をする青山くん。

余程の頼みとみた……!


「ありがとう! 実は、俺の幼馴染が美術部やってるんだけど、部員数が少なくて廃部になりそうなんだ。

だから、幽霊部員でもいいから部活に入ってあげてくれない? もちろん、興味があったら参加してあげてほしいな!」

「……」


思ったより悪くない内容だったのか、才賀は「そんなこと」と拍子抜けを食らっている。

確かに、入部届に名前を書けばいいだけだもんね。
 
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